塗装工事を検討して見積もりを取ってみると、業者ごとに金額に大きな差が出ることがあります。
1社だけではその金額が適正価格なのか分からないため、多くの方が相見積もりを行います。しかし、相見積もりをしても金額がバラバラだと、何が正しいのか迷ってしまうことも。
そこで今回は、見積もりの裏側を覗いてみましょう。
業者の形態による見積もりの違い
見積もり金額に差が出る主な理由の一つは、業者の形態にあります。業者は以下のように分類できます。
- 塗装専門店
- 工務店・リフォーム会社
- ハウスメーカー
- 訪問販売業者
これらの業者を並べると、塗装専門店から訪問販売業者にかけて見積もり金額が高くなる傾向があります。
塗装専門店:工事を自社で施工
塗装専門店は、工事をすべて自社で行うため、中間手数料が発生しません。
例えば、契約金額が100万円の場合:
- 30万円(利益・経費)
- 70万円(工事費用)
つまり、契約金額の7割が実際の工事費用として使われます。
工務店・リフォーム会社:下請けに依頼
工務店やリフォーム会社は、自社では施工せず、下請け業者に工事を依頼します。そのため、契約金額の中から仲介手数料が発生します。
例えば、100万円の契約金額の場合:
- 30万円(利益・経費)
- 70万円(下請け業者への発注額)
さらに、下請け業者も利益を確保する必要があるため、実際の工事に充てられる金額はさらに少なくなります。
ハウスメーカー:さらに仲介が増える
ハウスメーカーは、自社では施工を行わず、管理会社や工務店を通じてさらに下請けに依頼します。結果的に仲介業者が増えるため、中間マージンが多く発生します。
契約金額が100万円の場合、実際の工事費用は50万円以下になることもあります。
訪問販売業者:最も高額な見積もり
訪問販売業者は、下請け業者を複数仲介するため、中間マージンが多く発生します。
例えば、150万円の契約金額の場合:
- 50万円(実際の工事費用)
- 100万円(中間マージン・経費)
つまり、契約金額の3分の2が中間マージンで、実際の工事費用は非常に少なくなります。
高額な見積もり=質が良いとは限らない
「高い見積もりなら良い工事をしてくれるだろう」と考えるのは危険です。
訪問販売業者のように中間マージンが多く発生している場合、工事に充てられる費用が少なく、工事の質が低下することもあります。
したがって、見積もり金額だけで業者を選ぶのではなく、内訳や業者の信頼性をしっかり確認することが重要です。
まとめ:見積もりを見極めるための情報収集を
今回は、業者の形態による見積もり金額の違いについて解説しました。見積もり金額に差が出る背景を知ることで、適正価格を見極める目を養うことができます。
- 業者の形態を把握し、適正な工事費用が使われているか確認する
- 見積もりの内訳を比較し、信頼できる業者を選ぶ
しっかりと情報収集を行い、後悔のない塗装工事を実現しましょう。
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