外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りと、塗料を重ねて仕上げる工程が特徴です。
この各工程で塗料の乾燥時間をしっかりと確保することが、塗装の仕上がりを左右する重要なポイントとなります。
乾燥時間を十分に設けないと、さまざまなトラブルが発生し、外壁の保護性能を損なうことにもつながります。
今回は、外壁塗装における乾燥時間の重要性について詳しく解説します。
乾燥時間が不十分な場合に起こるトラブル
乾燥時間をしっかり確保しないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります:
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塗膜の剥がれ
塗料が十分に乾燥しないまま次の工程に進むと、塗膜がきちんと密着せず、簡単に剥がれてしまいます。 -
ムラやヨレの発生
乾燥していない塗料の上に新たな塗料を重ねると、ヨレやムラが発生し、仕上がりが悪くなります。 -
保護効果の低下
塗膜がしっかりと形成されないため、雨風や紫外線、汚れから外壁を守る効果が大幅に低下します。
特に雨の日や梅雨の時期など湿度が高い環境では、乾燥時間が不足しやすく、注意が必要です。
塗料の乾燥時間はどのくらい必要?
一度塗った塗料が乾燥するのにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
「30分で乾燥するのでは?」と思われる方もいますが、実際には数時間以上の乾燥時間が必要です。
指触乾燥(ししょくかんそう)
- 概要: 塗膜が表面上乾燥し、指で触れてもヨレや跡がつかない状態。
- 所要時間: 約1~2時間。
- 注意点: 指触乾燥はあくまで表面が乾燥しているだけで、内部はまだ乾燥していません。
次の工程に進むには、最低3時間以上の乾燥時間を確保することが推奨されます。
完全乾燥
- 概要: 塗膜が内部まで完全に乾燥し、強くこすっても跡がつかず、塗膜が安定する状態。
- 所要時間: 塗料や気象条件によりますが、2週間前後が一般的な目安です。
一部の塗料では、2か月ほどかかる場合もあります。
事前に業者に確認し、使用する塗料の乾燥に必要な日数を把握しておくことが大切です。
塗装完了後の注意点
塗装工事が完了しても、塗膜の内部は完全に乾燥していないことがあります。
この期間中に以下の点に注意してください:
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外壁周辺に物を立てかけない
塗膜が完全に乾燥する前に物を立てかけると、へこみや跡が残る恐れがあります。 -
触れたり強くこすらない
特に乾燥が不十分な間は、塗膜に負荷をかけないようにしましょう。
まとめ
外壁塗装における乾燥時間の確保は、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右します。
塗装後1年ほどは塗膜の安定を考慮し、外壁に物を立てかけたり、強くこすったりしないように心掛けましょう。
乾燥時間について不安がある場合は、施工業者に相談し、十分な乾燥時間が確保されるよう確認することが大切です。
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