外壁塗装工事では、普段聞き慣れない言葉に戸惑うこともありますよね。
見積もりの中に当たり前のように登場する「破風板」「鼻隠し」もその一つではないでしょうか。今回はこれらがどの部位を指し、どのような役割を持つのかを詳しく解説していきます。
破風板・鼻隠しの場所と役割
破風板や鼻隠しは、屋根の先端部分に設置されている部位です。それぞれの違いは以下の通りです:
- 破風板:屋根の斜辺部分に取り付けられる部位。切妻屋根や入母屋などの構造に見られます。
- 鼻隠し:地面に対して水平な軒先部分に設置され、垂木の先端を覆うように取り付けられます。雨樋が取り付けられることが多いです。
破風板と鼻隠しの見分け方
見た目が似ているため混同されやすいですが、雨樋が取り付けられているかどうかで判別できます。雨樋が取り付けられているのが鼻隠しで、取り付けられていないのが破風板です。
破風板・鼻隠しの役割
これらの部位には以下の重要な役割があります:
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雨風から屋根を保護
破風板や鼻隠しは、横や下から吹き込む雨風を防ぎ、屋根内部の構造材を保護します。 -
防火性能の向上
火災時に火の侵入を抑えるための役割も果たし、住宅全体の安全性を高めています。 -
美観の維持
外観デザインの一部として、建物の見た目を整える効果もあります。
メンテナンスが欠かせない理由
「屋根の端が少し傷んでいるだけ」と放置すると、雨漏りや軒天の劣化を引き起こす原因になります。破風板や鼻隠しが水分を溜め込むと、隣接する部位にダメージを与え、最終的には外壁や屋根裏にまで影響が及ぶことも。
特に、風雨を直接受けやすい破風板や鼻隠しは劣化しやすいため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
交換工事のタイミングと注意点
劣化が進行してしまうと、破風板や鼻隠しの交換工事が必要になります。この際には雨樋の取り外し作業も必要になるため、雨樋の点検や交換を同時に行うと効率的です。
最後に
破風板や鼻隠しは、見えにくい部分ですが、住宅の保護において重要な役割を果たしています。定期的なメンテナンスで早期対応を心掛け、大規模な修繕を防ぎましょう。
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