外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!

「珪藻土って、内装だけじゃなくて外壁にも使えるんですか?」

先日、筑紫野市美しが丘南にお住まいのN様から、こんなご質問をいただきました。
N様邸は築15年の一戸建てで、今回が初めての外壁塗装のご相談。以前、内装の一部に珪藻土を使われたそうで、その質感や調湿効果をとても気に入っておられました。

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!「あのザラっとした感じが好きで…外壁もああいう風にしたいんですけど、できますか?」

「いいご質問ですね!実は、珪藻土を外壁に使うことは“できなくはない”んですが、いくつか注意点もあるんです」

珪藻土は外壁に向いている?職人の正直な意見

私たち職人の視点から言うと、珪藻土は確かに風合いがよく、自然素材で安心感もあります。でも、本来は“内装向け”の材料なんです。

理由のひとつは「水に弱い」こと。珪藻土は調湿性が高い反面、水分を吸いやすく、外部の雨や湿気にずっとさらされると劣化しやすくなります。

「内装なら調湿性が活きますが、外壁に使うとなると防水対策が必要です。しかも、珪藻土は割れやすく、雨風にさらされる環境だと数年でメンテナンスが必要になるケースもあるんです」

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!「なるほど…じゃあ、やめたほうがいいですか?」

風合いを活かした“似た仕上げ”という選択

「完全な珪藻土じゃなくても、最近は“珪藻土風”の外壁材や塗料があるんですよ!」

実際にN様にご紹介したのが、「ジョリパット」などの左官仕上げ材。ザラザラとした質感で、まるで珪藻土のような風合いを持ちながら、外壁に必要な耐候性や防水性も兼ね備えています。

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!「あっ、それいいですね!見た目もナチュラルで、雨にも強いなら安心です」

「たとえば“エンシェントブリック仕上げ”や“ラフ仕上げ”なんかも人気です。色味やパターンも選べますし、サンプルで触ってみると雰囲気がわかりやすいですよ」

実際の外壁もチェックして最適な提案を

この日、外壁の状態も念入りにチェックしました。モルタル下地の塗り壁仕上げで、一部にひび割れ(クラック)が出てきていたので、その点も踏まえてご提案。

「今回、ひび割れ部分はしっかり補修した上で、珪藻土風仕上げにするのが良さそうです。質感も楽しめますし、耐久性も安心です」

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!「まさに理想通りですね!ザラっとした雰囲気は欲しいけど、頻繁なメンテナンスは大変ですもんね」

お客様も納得の仕上がりへ!

その後、いくつかの塗りパターンやカラーサンプルをN様と一緒に検討。自然なベージュ系で、やさしい表情のある左官風仕上げを選ばれました。

外壁に珪藻土は使える?メリットと注意点を現場から解説!「やっぱりプロに相談してよかったです!珪藻土だけにこだわらなくても、ちゃんと選べば理想に近づけるんですね」

「はい!見た目と耐久性、どちらも大事ですからね。N様のおうちにぴったりの仕上げ、しっかり施工させていただきます!」

もしこの記事を読んで、「ウチも珪藻土っぽい外壁にしたいけど大丈夫かな…」とお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。
筑紫野市やその周辺地域で、風合いと機能を両立した外壁塗装をご希望の方、私たち職人が誠意を持って対応させていただきます!

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