
太宰府市梅香苑でお住まいのM様から、「外壁塗装を考えているんですが、塗料の種類が多すぎて、正直どれを選べばいいのか分からなくて」とご相談をいただきました。
外壁塗装というと色の話になりがちですが、最初に塗料そのものに目が向くのは、実はかなり大切なポイントですよね。
「シリコンとかフッ素とか、名前はいろいろ聞くんですけど、何がどう違うのかが分からなくて」
「そこは皆さん一番悩まれるところですね。塗料選びは、性能表だけを見ても判断がつきにくいんです」
「高い塗料を選んでおけば安心、という話でもないんですか?」
「必ずしもそうではありません。お住まいの環境や、どれくらいの周期で塗り替えたいかによって、向き不向きが変わります」
カタログを見れば見るほど迷ってしまう、そんな感覚、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
外壁塗料の種類と考え方の違い
「外壁塗料は、耐久性と価格のバランスで考えると整理しやすいです」
「やっぱり、できるだけ長持ちしてほしい気はしますよね」
「もちろんです。ただ、長持ちする塗料が、すべてのご家庭にとって正解とは限りません」
ここで大事になってくるのが、これから先の暮らし方です。
何年くらいこの家に住む予定なのか、次の塗り替えはいつ頃を想定しているのか。そこがはっきりすると、塗料選びも少しずつ整理できてきます。
「例えばシリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが良くて、選ばれる方が多いです」
「一番よく聞く名前かもしれません」
「そうですね。今後10年くらいを目安に考えている方には、ちょうどいい性能と言えます」
一方で、「できるだけ長く持たせたい」という考え方もあります。
「フッ素や無機系塗料は、耐久性が高い分、初期費用は上がります」
「一度塗ったら、かなり持つんですよね?」
「条件が合えば長持ちします。ただ、下地や施工が合っていないと、性能を活かしきれません」
塗料だけが良くても、環境や施工が合っていなければ意味がない。ここは意外と見落とされがちな点です。
塗料選びで見落とされがちなポイント
「性能以外にも、見ておいた方がいいところはありますか?」
「実は、立地条件はかなり影響します」
「立地、ですか?」
「日当たりや風通し、周囲の建物との距離で、外壁の傷み方は変わってきます」
太宰府市梅香苑のように、場所によっては湿気がこもりやすい環境もありますよね。
同じ塗料を使っても、家の立地が違えば、劣化のスピードも変わってきます。
「北側や日が当たりにくい面は、カビや藻が出やすい傾向があります」
「同じ家でも、そんなに違うんですね」
「そうなんです。だから、家全体を同じ基準で考えない方がいい場合もあります」
色選びも、塗料選びと無関係ではありません。
「濃い色は汚れが目立ちにくい反面、色あせが気になることもあります」
「そこまで考えていませんでした」
「塗料の種類と色は、セットで考えると失敗しにくいですよ」
外壁塗料を選ぶときの基本
外壁塗料を選ぶときに大切なのは、「一番良い塗料を選ぶこと」ではありません。「その家に合った塗料を選ぶこと」です。
耐久性、価格、これからの住まい方、立地条件。これらを一つずつ整理していくと、自然と無理のない選択が見えてきます。
太宰府市梅香苑のように、季節ごとの湿気や気温差の影響を受けやすい地域では、カタログの数値以上に、実際の環境との相性が重要になります。
外壁塗装を考えるときは、「何年持たせたいか」「次はいつ塗り替えたいか」を一度イメージしてみると、塗料選びの軸がはっきりしてきますよ。
太宰府市・筑紫野市・小郡市・筑前町・大野城市・福岡市東区・福岡市早良区で、
外壁塗装を考えたときに「どの塗料を選べばいいのか分からない」と感じた方は、まずは今の外壁の状態と、これからの住まい方を聞かせてください。一緒に整理しながら、無理のない塗料選びをお手伝いしています。











