
先日、太宰府市梅香苑にお住まいのK様から「外壁を二色にしたいんですけど、落ち着いた雰囲気のまま仕上げられますか?」とご相談をいただきました。
二色ってメリハリが出る一方で、分け方を決めずに色から入ると迷いやすいんですよね。
「一色だと少し物足りない気もするし、せっかく塗るなら印象を整えたいんです。でも派手になって近所から浮くのは嫌で…」
「その考え方で大丈夫です。二色は派手にするためじゃなくて、家の形をきれいに見せるために使うと上手くいきます。まず分け方と比率を決めると、色が自然に絞れますよ」
外壁は面積が大きいので、色の差を強くしすぎると主張も強く出やすいんです。
「じゃあ、二色にするなら何から決めたらいいですか?」
「色より先に、分ける位置と比率です。ここが決まると、全体がまとまりやすくなります」
「確かに、色を決めてから分け方を考えると、逆に悩みそうですね」
「そうなんです。分け方が決まると、色の候補が勝手に減っていくので、決めるストレスが軽くなります」
二色配色は分ける位置と比率で印象が決まる
「分ける位置って、上下で分けるのが一番多いですか?」
「多いですね。上下で分けると安定します。ただ半々にすると主張が強くなりやすいので、7対3とか8対2みたいに“主役と脇役”を作ると落ち着きます」
二色でよくあるのは、二色が同じ強さで主張してしまって散らかって見えるパターンなんですよね。
「うちはベランダが出てるので、そこだけ色を変えるのもありですか?」
「ありです。出っ張り部分で切り替えると自然に見えやすいです。ただ境目は目立つので、窓のラインや帯板みたいな“もともとある線”に合わせるとスッと収まります」
「線に合わせると、まとまりが出そうですね」
「そうです。線が揃うと建物の輪郭が整うので、二色でもゴチャつかずに見えるんです」
「逆に、ここで分けるのは避けた方がいい場所ってあります?」
「あります。窓の途中で切ったり、角の途中で色が変わると、線が途切れて見えて落ち着きにくいです。なるべく“区切り”がある場所で切ると、二色が自然に馴染みます」
色の組み合わせは同系統の濃淡が一番使いやすい
「色の組み合わせは、どう選べばいいですか?」
「まずベースを決めて、もう一色は同系統で濃淡にするのが一番使いやすいです。例えばベージュ×少し濃いブラウン寄り、グレー×濃いグレー、みたいな考え方ですね」
同系統だと、日当たりや時間帯で見え方が変わっても違和感が出にくいんですよね。
「でも濃淡だけだと、思ったより地味になりません?」
「地味に感じるなら、色で差を付けすぎるより、艶と付帯部で締める方が上品にまとまります。艶を控えめにすると落ち着きが出ますし、付帯部は白か黒で揃えると二色がきれいに見えます」
「付帯部って雨樋とかですよね。そこまで考えた方がいいんですか?」
「二色のときほど大事です。外壁が二色で情報量が増える分、付帯部がバラバラだと全体が散って見えます。逆にここが揃うと、二色の境目もきれいに見えます」
付帯部は線の集合なので、色が揃うと家全体が引き締まるんですよね。
「じゃあ外壁を二色にするなら、付帯部は白か黒でまとめた方が安心ってことですね」
「そうです。付帯部を固定すると、外壁二色の自由度は残しつつ、見た目が崩れにくくなります」
二色でまとまりを出すための最終基準
二色にするなら、色を決める前に分ける位置と比率を決めるのが基本です。上下で分けるなら7対3や8対2のように主役と脇役を作ると落ち着きますし、ベランダや出っ張りで切り替える場合は窓や帯板に線を合わせると自然に見えます。
色の組み合わせは同系統で濃淡を付けると馴染みやすく、時間が経っても飽きにくいです。もう少し印象を出したいときは、色差を大きくするより、艶の強さを整えたり、付帯部を白か黒で揃えて締まりを作る方が安定します。
太宰府市梅香苑をはじめ、太宰府市・筑紫野市・小郡市・大野城市・福岡市東区・福岡市早良区で外壁を二色にしたい方は、配色だけで悩まず「分け方・比率・付帯部」の順で整理してみてください。二色が自然に馴染んで、狙った雰囲気に近づきやすくなります。











