外壁塗装のお悩みとしてよく挙げられるのが「色褪せ」です。
外壁が色褪せると、建物全体が古びた印象を与えてしまい、美観が損なわれるだけでなく、周囲に与える印象にも影響を及ぼします。
外壁の色褪せは避けられない現象ではありますが、実は選ぶ色によって褪せやすさに違いがあることをご存じでしょうか?
今回は、外壁の色選びに役立つ「色褪せしやすい色・しにくい色」を中心に、その原因や対策について詳しく解説します。
外壁が色褪せる原因とは?
色褪せが発生する主な原因は、「紫外線の影響」と「化学変化」によるものです。
1. 紫外線による影響
太陽光に含まれる紫外線は、塗料の色素を構成する原子の結びつきを破壊します。
この結びつきが強いほど色褪せしにくく、弱いほど褪せやすい傾向にあります。
2. 化学変化による影響
塗料に含まれる成分が酸素や水などと反応することで、色素の物質が変化し色褪せが進みます。
たとえば、鉄が錆びて色が変わる「酸化現象」がその一例です。塗料でもこれに似た化学変化が起こることで、色味が変化してしまいます。
色褪せしやすい色・しにくい色とは?
外壁塗装で使われる色には、それぞれ色褪せしやすいものとしにくいものがあります。色選びの際には、この特性を考慮することが重要です。
色褪せしやすい色
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赤色
- 特に色褪せやすい色の代表です。赤色顔料の耐光性が低く、紫外線の影響を受けやすいため、退色が早く進みます。
- 東京タワーでも、塗り替えが5年に1度行われるほどです。
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黄色
- 黄色も紫外線に弱く、退色しやすい色のひとつです。建物に使用する場合は、頻繁なメンテナンスが必要です。
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紫色
- 紫色の退色は、赤みの強い紫ほど進行が早い傾向があります。特に赤系の紫は注意が必要です。
色褪せしにくい色
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白色
- 白の顔料である「酸化チタン」は耐光性が高く、紫外線の影響を受けにくいです。ただし、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
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黒色
- 黒の顔料「カーボンブラック」も非常に耐久性が高く、紫外線に強いのが特徴です。ただし、熱を吸収しやすい特性があるため、温暖な地域では注意が必要です。
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青色
- 青は紫外線に比較的強い色です。特に薄い青は色褪せしにくく、美観を長く保てる色としておすすめです。
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ベージュ
- 自然な色合いで周囲に溶け込みやすく、色褪せしにくい定番の色として人気があります。
色選びのポイントと注意点
色褪せを防ぐためには、以下のポイントを押さえた色選びが重要です。
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景観との調和:
色褪せしにくい色を選ぶ際も、周囲の建物や環境に調和する色合いを意識しましょう。特に白やベージュ、淡い青は無難で人気があります。 -
低汚染性塗料の選択:
汚れが目立ちにくく、セルフクリーニング機能を持つ塗料を選ぶことで、美観を保ちやすくなります。 -
耐候性塗料を活用:
紫外線や雨風に強い耐候性塗料を使用することで、外壁の寿命を延ばすことができます。
最後に
外壁塗装で色褪せは避けられない現象ですが、色選びや塗料の種類に注意することで、褪せにくく美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
外壁塗装の際は、耐久性と美観の両方を考慮し、プロと相談しながら最適な色と塗料を選びましょう。
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