外壁のお悩みの一つとして色褪せが挙げられます。
色褪せをすることによって見た目の印象も変わりますし、周囲に古びている印象を与えてしまうためできればいつまでも元の色を保ちたいと思う方も多いでしょう。
外壁の色褪せは避けては通れないものの、色によっては褪せにくいものがあります。
今回は色選びの役にも立つ色褪せをしやすい色・しにくい色を中心に解説していきますので色褪せをしてほしくないと言う方は是非最後まで目を通していただければと思います。
どうして色褪せをするの?
そもそも色褪せが起きてしまうメカニズムは色素を構成する原子の結びつきが破壊されてしまうことと、化学反応による物質の変化が挙げられます。
原子の結びつきは主に太陽光に含まれる紫外線によって破壊されてしまうのですが、原子によって結びつきの強さが異なり強ければ強いほど破壊されにくくなるため色褪せもしにくくなると言うことです。
化学変化による物質の変化として身近なものと言えば酸化ではないでしょうか。
分かりやすい例で言うと鉄に錆が発生しているのは酸化によるものです。
酸素や水などと化学反応を起こした鉄は赤い錆や黒い錆など異なる色の物質に変化するため、塗料が化学変化を起こすことで色に変化が生じることも起こり得るのです。
色褪せしやすい色・しにくい色
色褪せは外壁に限らず身の回りのあらゆるもので起こる現象です。
そのため色褪せをしやすい色としにくい色を押さえておけば日常生活にも役に立つ場面があるでしょう。
*色褪せしやすい色
主に色褪せをしやすい色の傾向として原色に近い色が挙げられます。
中でも特に気を付けたい色は赤色で、赤色を出すあらゆる顔料の耐光性が低く退色しやすい色となっています。
赤色の建造物として有名な東京タワーも5年に1度の塗り替えが行われているほどです。
また、黄色も色褪せが早い色の一つと言われており、赤色や黄色は原子同士の結びつきが弱いために紫外線によって破壊されてしまうのです。
商業施設などでは使用される場面はありますが、紫色も程度によっては色褪せをしやすい色の一つとなっています。
紫は赤みの紫や青みの紫など様々な色がありますが、当然色褪せをしやすい赤の要素が大きい紫の方が色褪せの進行は早くなります。
*色褪せをしにくい色
白の顔料となっている酸化チタンや黒の顔料となっているカーボンブラックは原子の結びつきが非常に強く、紫外線による色褪せをしにくい性質を持っています。
ただしいずれも汚れが目立ちやすい面があり、白に関しては色褪せや化学変化起こりにくいため耐久性が高いとは言い切れない点がある事には注意が必要です。
紫外線の影響を受けにくい色の一つとして挙げられるのが青色です。
青にも様々なバリエーションがあり、濃い青と薄い青では薄い青の方がより色褪せしにくくなっています。
また、定番のベージュも色褪せしにくい色の一つです。
最後に
色選びは周囲の景観も考慮しなければならないため、色褪せしにくい色の中でも自然と溶け込める色を選ぶこともポイントです。
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