先日、12月頭から外壁塗装と屋根塗装を予定しているお客様の色決めを行いました。打ち合わせの中で、お客様から興味深い質問をいただきました。「近所の家を見ると、うちと同じ築年数なのに塗装をしていない家があります。あの家は塗装をしなくてもいい家なのでしょうか?」というものでした。このような疑問は多くのお客様から寄せられる質問の一つです。
そこで今回は「外壁塗装が必要な家と不要な家」についてお話ししながら、外壁や屋根の種類によるメンテナンスの違いについて詳しく解説していきます。
外壁塗装が必要ない家とは?
塗装の必要がない外壁材の代表的なものに「タイル外壁」があります。タイルは耐久性が高く、基本的に塗装を行わなくても美観や機能が維持される素材です。そのため、タイルを使用した家に関しては塗装によるメンテナンスの必要はほとんどありません。
しかし、多くの住宅ではタイル以外の外壁材が採用されています。たとえば、「サイディングボード」や「モルタル外壁」が主流です。これらの素材は、時間の経過とともに塗膜が劣化し、塗装の必要性が生じます。
住宅メーカーが「塗装の必要がない」と言う理由
住宅メーカーによっては「この外壁は塗装の必要がない」と説明されるケースもあります。しかし、それは「一般的な外壁材よりも耐久性が高い」という意味であり、塗装が完全に不要というわけではありません。たとえば、金属製のサイディングや特殊なコーティングが施された外壁材は、劣化のスピードが遅いものの、いずれメンテナンスの時期がやってきます。
適切な時期にメンテナンスを行わないと、外壁の反りや割れ、さらには内部への水分侵入が進み、雨漏りなど重大な問題に発展する可能性があります。これを防ぐためにも、早め早めのメンテナンスが重要です。
緊急性の高い症状:雨漏り
外壁や屋根の劣化が進むと、雨漏りの原因となることがあります。雨漏りは建物内部の問題が表面化した状態であり、発見時にはすでに内部構造にダメージが及んでいる可能性が高いです。雨漏りを見つけた際は、放置せず速やかにメンテナンスを検討しましょう。
屋根にも塗装が必要なものと不要なものがある
屋根にも塗装の必要性は素材によって異なります。
塗装が必要な屋根材
- スレート瓦(コロニアル):現在主流の屋根材で、定期的な塗装が必要です。
- セメント瓦:劣化が進むと水分を吸収してしまうため、塗装でのメンテナンスが必要です。
塗装が不要な屋根材
- 陶器瓦:表面に塗装の必要はありませんが、漆喰部分の補修が必要になる場合があります。
- 金属屋根:一部の高耐久な塗膜仕上げの金属屋根は塗装が不要とされていますが、傷がついた場合には補修が必要です。
メンテナンスを怠るとどうなる?
外壁や屋根のメンテナンスを怠ると、以下のような問題が発生することがあります:
- 美観の悪化:色あせや汚れ、コケが目立つようになります。
- 機能の低下:防水性が失われ、雨漏りや湿気の侵入が進行します。
- 構造の劣化:内部構造にダメージが及び、修繕費用が高額になります。
これを防ぐためにも、定期的に外壁や屋根の状態をチェックし、異常があれば早めに対応することが重要です。
まとめ
塗装が不要な家も存在しますが、多くの住宅では適切な時期に塗装を行うことで、建物の寿命を大幅に延ばすことができます。外壁や屋根の種類によってメンテナンス方法や必要性が異なるため、ご自身のお住まいの状態を定期的に確認し、必要があれば早めに対策を講じることをおすすめします。
「いつ塗装をすればいいかわからない」「塗装の必要性があるか見てほしい」といった疑問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。専門家として丁寧にサポートさせていただきます。
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