「ツタがすごくて、外壁が見えなくなってきたんです…」
小郡市三国が丘にお住まいのS様から、こんなご相談をいただきました。築28年のお宅で、「そろそろ塗装を」と思いながらも、外壁一面にツタが張ってしまい、どこに相談したらいいか迷われていたそうです。
「ツタって見た目はちょっと風情もあって気に入ってたんですけど、さすがにここまで来ると心配で…」
「そうですよね。実際、ツタがあると外壁の劣化が進みやすくなるんです。根が壁に入り込むと、外壁の表面を傷つけたり、水分を吸い込む原因にもなります」
塗装をご検討中でも、ツタの除去は塗装前に必須の工程です。葉の部分は手で取り除き、壁面に残った根はバーナーなどで丁寧に焼き取る必要があります。こうした下地処理には時間がかかるため、状況によっては別途費用がかかる場合もあります。
「根っこってそんなにしつこいんですね…。早くやっておけばよかったなあ」
「実は、ツタって広がると除去も大変ですし、壁の中まで入り込んでいることもあるので、できるだけ早めの対応がいいんです」
ひび割れたモルタル壁に潜むリスク
ツタの除去が終わったあと、S様邸の外壁を詳しく確認したところ、モルタル部分に複数のひび割れや欠けが見つかりました。
「このヒビ、見た目は細いですけど、大丈夫なんでしょうか?」
「このくらいの細いひびなら、シーリング材での補修で対応できます。ただ、大きく広がっている箇所はモルタルの張り直しも検討したほうが良いですね」
築年数が20年を超えると、モルタル外壁は素材の性質上ひび割れや剥離が目立つようになります。軽度のひびなら塗装前の補修でカバーできますが、放置しておくと、塗料が密着せずにすぐ剥がれるなどのトラブルにつながります。
「全部張り替えたりすることもあるんですか?」
「範囲によりますが、下地が傷んでいる部分はやり替えたほうが結果的に長持ちします。今の段階なら部分補修で済みそうですのでご安心ください」
劣化の程度が軽いうちに補修しておくことで、塗装も長持ちし、結果として費用も抑えられることが多いのです。
「雨漏りかも…」気になる湿気のサイン
S様がもうひとつ気にされていたのが、2階の部屋の壁紙の一部に浮きが見られるという点でした。
「去年の大雨のあと、なんとなく壁がしっとりしたような…雨漏りなんですかね?」
「その可能性はありますね。屋根や壁の隙間、サッシ周りから水が入っているケースが多いです」
雨漏りは原因が複数あることが多く、一度の補修で完全に止まらない場合もあるため、原因の特定と段階的な対策が必要です。目視の点検だけでなく、必要に応じて水をかけて侵入箇所を調べる散水試験なども行います。
「外壁塗装だけじゃ止まらないこともあるんですね…」
「はい、塗装は“予防”や“保護”の役割が強くて、雨漏り自体の根本原因を修理するのはまた別の工程になることが多いです」
こういったケースでは、塗装と並行して防水補修の工事を提案させていただくことになります。
状態に合わせて、丁寧な施工を重ねていくこと
築30年近くのお住まいでは、「塗って終わり」では済まないことが多くあります。ツタの除去やモルタル壁の補修、さらには雨漏りの予防や修理など、現状に合わせて必要な工程をしっかりと見極めることが、安心して暮らせる住まいを維持するために欠かせません。
「塗装って色を選ぶだけかと思ってたけど、こういう下準備が大事なんですね」
「そうなんです。仕上がりの美しさも大事ですが、見えない部分にこそ、手をかけておくことで長持ちするんですよ」
福岡県小郡市・筑紫野市・太宰府市・大野城市・春日市エリアにお住まいの方へ
外壁にツタが絡んでいたり、雨漏りが気になっていたり、「塗装をしても大丈夫かな?」と迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ハウジングコートでは、塗装前の調査・下地処理から丁寧に対応しております。
見積もりは無料ですので、お電話・メールどちらでもお気軽にお問い合わせください。
誠実に、分かりやすくご説明いたします。