4月を迎えると、梅雨前の塗装工事を希望するお客様からの相談が増えてきます。最近の打ち合わせでも、外壁の色に関するご希望を多くいただきました。その中でも 「家を真っ白にしたい」 というリクエストがありましたが、プロとしては 真っ白な外壁はあまりおすすめしません。
今回は、その理由や白系の外壁を選ぶ際のポイントについて詳しくお話しします。
なぜ真っ白な外壁は避けるべきなのか?
汚れが目立ちやすい
真っ白な外壁は美しく見える反面、 汚れが非常に目立ちやすい というデメリットがあります。雨風にさらされる外壁は年月が経つにつれ、ほこりや雨筋汚れが付着し、すぐに汚れが目立ってしまうのです。
見た目が安っぽく見える可能性も
真っ白な外壁は、 明るすぎる印象 を与えることがあります。そのため、 人工的で安っぽく見えてしまう 可能性もあるのです。遠目には素敵に見えた色でも、実際に広い面積に塗装すると 明るさが増して見える ため、選ぶ際には注意が必要です。
色褪せが目立つ?
一見すると 色褪せが目立たなそう な白ですが、時間が経つと外壁全体が 黄ばみや黒ずみ を帯びることがあります。これも真っ白ならではの 経年劣化のリスク と言えるでしょう。
おすすめの「白」の選び方
少し色味の入った白を選ぶ
真っ白な外壁にこだわる場合でも、 わずかに色味を入れた白系の色 を選ぶことで見栄えが格段に良くなります。
例:
- アイボリー系の白
- ライトグレーを混ぜた白
- クリーム系の白
これらの色は真っ白に見えつつも、汚れが目立ちにくいという利点があります。 遠目では真っ白に見える ため、お客様の理想に近い仕上がりになります。
色見本の見方に注意!
色見本帳を見ると、他の色と並べた際にははっきりと見えますが、 外壁全体に塗装すると色が薄く見える ことがあります。そのため、見本帳で選ぶ際には 少し濃いめの色を選ぶ と理想的な仕上がりになります。
実際の施工例を参考にする
色選びで失敗しないためには、 施工事例を見て仕上がりのイメージをつかむ ことも大切です。実際に白系の外壁に塗装された施工例を確認することで、より明確なイメージを持つことができます。
色選びも外壁塗装の楽しみのひとつ
外壁塗装は見た目だけでなく、 家を守るための重要なメンテナンス です。しかし、色選びという 楽しみなプロセス も含まれています。
色選びに迷ったら、 プロの意見を参考に しながら、お住まいに最適な色を見つけてください。どんな色が合うか、自分の理想とする家の雰囲気をじっくり考えて、 塗装工事を成功させましょう。