筑紫野市杉塚にお住まいのI様邸にて、外壁塗装の現地調査を行いました。お伺いしたのは6月中旬、梅雨入り目前の蒸し暑い日でした。
「こんにちは。今日は天気も大丈夫そうですね、助かりました!」
「実は梅雨に入っちゃう前に…と思って相談したんですけど、やっぱりこの時期の工事って難しいですか?」
梅雨の時期は、外壁塗装にとって確かに厳しい条件になります。塗装は基本的に晴天が続く日に行うのが理想です。雨が降ると作業ができなかったり、塗料の乾燥に時間がかかったりするため、工期が延びることがあります。
「梅雨時期でも作業は可能ですが、雨の日は無理に進めません。ご安心ください。乾いたタイミングを見て、安全に進めていきます。」
「なるほど…無理せずやってもらえるなら安心しました。」
実際の施工では、養生や作業計画を細かく調整しながら進めることで、品質を保ちながら工事を行えます。I様もその点にご納得いただけたようで、現場の段取りを一緒に確認していきました。
暑さ対策にもなる塗装とは?
この時期になると、夏の猛暑に備えた塗料選びのご相談も増えてきます。
「うちは南向きで日当たりが良すぎるくらいなんです。昼間なんか二階の部屋がサウナみたいで…」
「その場合は、遮熱や断熱の機能を持った塗料も選択肢になりますよ。」
遮熱塗料は、日射を反射して外壁の温度上昇を抑える働きがあります。一方、断熱塗料は外壁を通じて熱が室内に伝わるのを防ぐもので、内側の温度変化にもアプローチできます。
「遮熱塗料は屋根や外壁の表面温度の上昇を防ぐのに効果的です。断熱塗料は塗膜が厚く、熱を伝えにくくする構造で室内環境の快適さにつながります。」
「じゃあ、塗るだけでエアコンの効きが良くなったりするんですか?」
「大きな差が出るほどではありませんが、体感的に“涼しくなった”と感じられる方は多いですね。ただ、効果には立地や建物の構造も関係するので、あくまで補助的な役割として考えていただけると良いと思います。」
期待しすぎず、正しく選ぶことが重要です。I様にも、塗料ごとの特性と費用感をご説明し、いくつかの選択肢をご提案しました。
塗装できる場所、できない場所
工事の範囲について確認していた際、I様からこんなご質問がありました。
「そういえば、このエアコンの配管のカバーって塗ってもらえるんですか?」
「こちらは基本的に、取り外すと外壁に穴が開いてしまうため、カバーの上から塗る形になります。もしエアコンを近いうちに交換予定であれば、今のうちにご相談ください。」
また、お住まいには後付けのフェンスが外壁に設置されていました。こうした穴のある箇所も、塗装前にコーキングで処理が必要です。
「コーキングで隙間を埋めますが、近くで見ると補修跡が少しわかるかもしれません。」
「それなら、見えにくい場所は今のうちに外してもらってもいいかもですね。」
外壁塗装は、見た目の美しさも大事ですが、こうした細かな処理が後々の耐久性を左右します。I様のように事前に話し合っておくことで、施工後の満足度も高くなります。
劣化症状と補修のポイント
調査中、モルタル外壁の一部にヘアクラック(細いひび割れ)が発生しているのを発見しました。
「このあたり、窓の角から細かいひびが入っていますね。」
「あ、やっぱり。なんとなく気になってはいたんですけど…これって塗装だけで大丈夫ですか?」
「細かいひびでしたら、コーキング材で埋めたあとに塗装すれば問題ありません。ただ、ひびが深かったり大きくなっている場合は、外壁を一部カットしてしっかり補修する必要があります。」
クラックの補修後は、周囲の模様に合わせて塗装することで、できるだけ補修跡が目立たないように仕上げます。とはいえ、近づいて見れば多少の跡が残る可能性はあります。I様にも、仕上がりイメージを丁寧にご説明しました。
計画的な工事が成功の鍵
「いろいろ教えてもらって安心しました。これから暑くなるし、今のうちにやっておいた方がいいですね。」
「そうですね。塗装だけでなく、補修や遮熱対策も含めてご提案いたします。しっかり計画を立てて進めましょう。」
塗装工事の成功には、業者との密な打ち合わせが欠かせません。どこまで補修を行うか、どの塗料を使うかといった選定には、お住まいの状況とお客様のご希望が大きく関わります。
夏の塗装工事は、暑さや天候に配慮しながら、安全第一で丁寧に進めていくことが求められます。ハウジングコートでは、現地調査から見積もり、工事のスケジュールまで、すべてお客様と一緒に確認しながら進めていきます。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・小郡市で外壁塗装や屋根塗装、防水工事をご検討の方は、地域密着のハウジングコートまでお気軽にご相談ください。梅雨や猛暑を乗り越える塗装工事を、一緒にしっかり計画していきましょう。現地調査・お見積もりは無料です!