こんにちは、ハウジングコートです。
今日は福岡県筑紫野市にお住まいのK様より、外壁のカラー選びについてご相談をいただきました。築15年のご自宅で、そろそろ塗り替えを検討されているとのこと。第一希望は「黒系の外壁にしたい」というものでした。
「黒い外壁って最近よく見かけるし、カッコいいなって思ってたんです。でも近所に同じような色の家がないから、ちょっと気になってて…。」
確かに、黒はスタイリッシュで高級感のある人気色ですが、同時に気をつけるべき点もある色です。今回は、実際の打ち合わせで出たお話をもとに、黒い外壁のメリット・デメリット、そして周囲との関係性も含めた色選びのコツをご紹介します。
「黒ってやっぱり浮きますか?」
まずK様が気にされていたのは、周囲との調和についてでした。
「うちの周り、アイボリーとかベージュの家が多いんです。黒にしたら浮きませんかね?」
「たしかに、日本では明るいトーンの家が多いので、黒は目立ちやすい色です。ただ、“悪目立ち”というより、“アクセント”として印象づけることもできますよ。」
「でも、近所の方に“あんな真っ黒な家建てて…”なんて思われたりしないですかね?」
「実際に、“黒は周囲を暗くする”といったご意見が出ることもあります。特にお隣との距離が近いと、採光への影響を心配される方もいらっしゃいます。」
外壁の色は自己満足だけでなく、ご近所との調和も大切なポイント。黒は強い印象を与えるため、慎重な選定が求められます。
「黒って汚れに強いって聞いたけど、ホントですか?」
K様が気になっていたのは、実用面でのメリットも。
「白よりは汚れにくいって聞いたんですけど、本当なんですか?」
「はい、ホコリや排気ガスなどの黒っぽい汚れは目立ちにくいです。ただし、緑色のコケや鳥のフンなど、色の明るい汚れはかえって目立つことがあります。」
「ああ…たしかに公園近いんで鳥のフンはよく見るかも(笑)」
黒=万能というわけではなく、立地環境や周囲の状況に応じてデメリットも考慮する必要があります。
「色あせしやすいって聞いたんですけど…?」
次にご質問いただいたのが、色の持ちについて。
「黒って紫外線を吸収しやすいから、色あせも早いんですか?」
「おっしゃる通りです。黒は紫外線の吸収率が高いため、年数が経つと色あせが目立ちやすくなります。だからこそ、耐候性の高い塗料を選ぶことが大切になります。」
「なるほど、普通の塗料じゃもったいないってことですね。」
外壁の黒を長持ちさせるには、塗料のグレードやトップコートの工夫も重要です。
「じゃあやっぱり無難な色の方がいいのかなぁ…」
少し不安そうな表情を見せながら、K様はそう漏らされました。
「もちろん無難な色を選ぶのも一つの手ですが、黒が気に入っているなら、例えばグレーがかったブラックや、ツートンカラーで一部に黒を使う方法もありますよ。」
「あ、それいいですね。真っ黒じゃなくて、引き締まって見える程度ならやってみたいかも。」
「実際に事例写真をお見せしながら、どんな組み合わせが合うかシミュレーションできますので、試してみましょうか。」
お客様の「こうしたい」という気持ちを大切にしながら、まわりとの調和も図るご提案が、ハウジングコートのスタイルです。
「最終的には、誰のための色かってことですね」
打ち合わせの最後、K様がふとこんなことをおっしゃいました。
「やっぱり家って、外から見る時間の方が長いし、近所の人も毎日見るものだから、ちょっとだけ気を遣うのも大事ですね。」
「そうですね。でもご自身が“この色で良かった”と思えることが一番大切です。周囲にも配慮しつつ、自分の“好き”を形にできるのが理想ですよね。」
私たちは、塗装工事を単なるメンテナンスではなく、お客様の“暮らしの一部を彩る提案”として捉えています。色を決める瞬間も、住まいづくりの大事なワンシーン。ぜひ一緒に楽しみながら進めていきましょう。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・小郡市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討中の方は、どうぞお気軽にハウジングコートへご相談ください。
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