外壁塗装で対応できないケースとは?適切なメンテナンス方法を解説

外壁塗装で対応できないケースとは?適切なメンテナンス方法を解説

汚れや色あせ、ひび割れなどが目立ち始めると、「そろそろ外壁塗装が必要なのでは?」と考える方も多いでしょう。

塗装を施すことで、外観の美しさを取り戻すだけでなく、建物を劣化から守ることができます。しかし、実は塗装では対応できないケースも存在します。

そのような場合、適切なメンテナンス方法を知っておくことが重要です。ここでは、塗装できない素材や状態、代替のメンテナンス方法について詳しく解説します。

そもそも塗装できない素材がある

外壁の素材は、主にモルタル、金属製サイディング、窯業系サイディングなどがありますが、塗装が向かない素材も存在します。

銅やアルミの外壁や雨樋

  • 銅やアルミ製の部材は、基本的に塗装に向いていません。特に銅は雨樋などでよく使用されますが、これらの素材に塗装を施しても、すぐに剥がれる可能性が高いためです。
  • 一応塗装は可能ですが、長期間の耐久性を期待できないため、塗装は避けるのが賢明です。

塗装ができない状態とは?

素材だけでなく、外壁や屋根の状態によっても、塗装ができない場合があります。

劣化が深刻な場合

通常の劣化であれば補修後に塗装が可能ですが、症状が重度になると塗装では対応できません。

例えば:

  • ひび割れが広範囲に広がっている
  • 外壁の一部が剥がれている
  • 下地材にまで水分が浸透している

このような場合、塗装では効果がなく、以下のような別の工法が必要になります。

塗装ができない場合のメンテナンス方法

1. カバー工法

外壁や屋根の状態が比較的軽度の場合、カバー工法が選択されます。

  • カバー工法とは?
    既存の外壁や屋根材の上に、新しい外壁材や屋根材を重ねる工法です。

  • 適用条件
    下地が健全で、水分が侵入していない場合に有効です。特に、**爆裂(表面の剥がれやひび割れ)**が発生している場合にも効果的。

  • メリット
    工期が短く、廃材処理が少ないためコストを抑えやすいのが特徴です。

2. 張り替え工事

外壁や屋根の下地に水分が侵入している場合、既存の外壁材や屋根材を全面的に取り替える必要があります。

  • 張り替えとは?
    劣化した外壁材や屋根材を新しいものに交換する工事です。

  • 必要な理由
    水分が建物内部に入り込むと、構造材の腐食カビの発生といった深刻なトラブルを引き起こします。そのまま放置すると建物の寿命を縮める可能性が高いため、張り替えが必要です。

塗装が不要な屋根もある

屋根の中には、塗装メンテナンスが不要なものも存在します。

陶器瓦

  • 耐用年数が50年以上と非常に長く、塗装によるメンテナンスは基本的に不要です。
  • 強度が高く、色褪せもしにくいため、特に日本の伝統的な建物で使用されています。

まとめ:適切なメンテナンスで建物の寿命を延ばそう

塗装メンテナンスが行えない場合でも、カバー工法張り替えといった代替工事で建物の劣化を防ぐことが可能です。

  • 劣化が進行すると、修繕費用が高額になります。
  • 早めの診断と適切な対応で、建物を長く快適に保つことができます。

塗装の可否や工法の選択に迷った際は、信頼できる業者に相談し、最適なメンテナンス方法を提案してもらいましょう。

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