モルタル外壁のクラック問題に最適な「弾性塗料」の活用法

モルタル外壁のクラック問題に最適な「弾性塗料」の活用法

かつて主流だったモルタル外壁。その特性上、避けられないクラック(ひび割れ)に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

補修をしても再発するクラック問題。これに対応する塗料として注目されているのが、弾性塗料です。今回は、クラックでお悩みの方にぜひ知っていただきたい、弾性塗料の特徴とその効果について解説します。

弾性塗料とは?その特徴を徹底解説

まずは、弾性塗料の基本的な特徴を押さえていきましょう。

1. 柔軟性と伸縮性

弾性塗料は、ゴムのように柔らかく、力を加えると伸び、力がなくなると元に戻る弾力性を持っています。

外壁は熱や湿気、強風、地震といった要因で微細に動いています。この動きに追従できない塗料では、塗膜にひび割れが発生してしまいます。

一方、弾性塗料は外壁の動きに合わせて伸び縮みするため、ひび割れを起こしにくいのが大きなメリットです。

2. 高い防水性

弾性塗料は密着性が高く、厚塗りが必要なため、外壁に厚い防水層を形成します。この防水層が雨水の浸入を防ぎ、モルタル外壁の弱点である吸水性の高さをカバーします。

さらに、クラックが発生しにくいため、ひび割れからの雨水浸入リスクも軽減されます。これにより、建物の耐久性を長く保つことが期待できます。

3. 耐用年数の短さ

弾性塗料のデメリットとしては、耐用年数が短いことが挙げられます。

使用する塗料や施工方法によって異なりますが、短い場合で5年程度、長くても10~15年が一般的です。また、高耐久な工法を選択するとコストが上昇するため、コストと効果のバランスを見極める必要があります。

クラック防止を最優先にするのか、外壁全体の耐久性を重視するのかを慎重に判断しましょう。

サイディング外壁に弾性塗料は使える?

弾性塗料の効果に魅力を感じ、サイディング外壁にも使用したいと考える方もいるかもしれません。しかし、残念ながら弾性塗料はサイディング外壁には不向きです。

理由1: 高温による膨れ

サイディングボードには断熱材が含まれており、夏場には表面温度が80℃近くまで上昇します。この高温環境下で弾性塗料を使用すると、塗料が柔らかくなりすぎて膨れなどの不具合が生じる可能性があります。

理由2: クラック防止の必要性が低い

サイディングボードは、モルタル外壁に比べてひび割れが発生しにくい構造です。また、サイディング外壁には目地のコーキングがあり、これが建物の動きによる割れを吸収してくれます。

そのため、サイディング外壁に弾性塗料を使うメリットはほとんどありません。

最後に

何度も繰り返すクラックにお困りの方にとって、弾性塗料はまさに画期的な解決策です。ただし、塗料の選定には外壁の素材や劣化状態を十分に考慮する必要があります。

適切な塗料を選ぶことで、外壁塗装の効果を最大限に引き出し、長持ちする住まいを実現しましょう。

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