かつては外壁の主流だったモルタルですが、モルタル外壁が抱える問題の中でも避けることができないクラックは多くの方のお悩みではないでしょうか。
補修をしてもまた割れてしまったり別の場所が割れてしまったりと頭を抱えてしまいます。
そんなクラックの悩みに対応したのが、ゴムのような柔軟性と伸縮性を持つ「弾性塗料」です。
クラックでお悩みの方には是非目を通していただきたい内容となっておりますので、最後までお付き合いください。
弾性塗料とは?
弾性塗料を使用したいと考える前にまずは弾性塗料の特徴などを抑えていきましょう。
*柔らかい
弾性はゴム製品のように力を加えると動き(伸び)、加えた力がなくなると元に戻る性質を持っています。
外壁は熱や湿気、強風や地震など様々な要因で動いており、外壁の動きに塗料が耐えられないとクラックが発生してしまいます。
そこで外壁の動きに合わせて動くことのできる弾性塗料は、塗膜が伸び縮みすることからひび割れを起こしにくくしているのです。
*防水性が高い
弾性塗料は外壁への密着性が高く、施工時に分厚く塗る必要があるため厚い防水層が雨水から外壁を守ってくれます。
その上でひび割れを防ぐ弾性塗料はひび割れからの浸水のリスクを防いでくれるため高い防水効果を望めます。
元々モルタル外壁は吸水性が高く雨水により躯体自体が損傷を受けるリスクもあるため、防水効果の高い弾性塗料はモルタル外壁に合っていると言えます。
*耐用年数は短い
弾性塗料のデメリットを挙げるとするならばその耐用年数でしょう。
工法により耐久性は異なるものの、短いものだとアクリル塗料と同等の5年程度しか持たないケースもあります。
耐用年数を下げない工法では割高になってしまうため、ひび割れの帽子を重視するのか外壁全体の耐久性を重視するのかを見極めて弾性塗料を使用しなければなりません。
弾性塗料をサイディング外壁にも使いたい
ひび割れを防止し、防水性も期待できる弾性塗料をサイディング外壁でも使いたいと考えた方はいませんか?
実は弾性塗料をサイディング外壁に使用することはできないのです。
サイディングボードには断熱材が含まれており、夏場には80℃近くの高温になってしまいます。
この熱が弾性塗料を柔らかくしてしまうことで膨れなどの症状を発生させます。
また、サイディングボードはひび割れが起こりにくいものであり、弾性塗料によってひび割れ防止の効果を得るメリットはほとんどありません。
サイディングボードの割れには目地のコーキングが防いでくれるのです。
最後に
何度も繰り返すひび割れに困っている方には画期的な塗料と言えるのではないでしょうか。
正しく塗料も選定することで塗装工事の成功に繋げてくださいね。
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