外壁塗装や屋根塗装を考える際、多くの方が塗料の性能について気にされています。中でも、夏の猛暑対策として注目される遮熱性は耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、塗料にはこれ以外にも様々な性能や機能があり、それぞれが特定の悩みや劣化症状に対応するために役立ちます。そこで今回は、塗料が持つ代表的な性能や機能について詳しく見ていきましょう。
塗料の性能・機能一覧
ここでは、塗料の代表的な性能や機能をいくつかご紹介します。
1. 耐候性(耐久性)
「耐候性」は塗料の耐久性を指し、塗装面がどれだけ劣化せずに保たれるかを示す性能です。
耐候性の基準は、促進耐候性試験で測定されます。この試験では、塗料の光沢がどれくらいの時間維持されるかで耐候性をランク付けしています。
- 3種:600時間経過後も光沢率80%以上
- 2種:1200時間経過後も光沢率80%以上(アクリルやウレタン塗料に多い)
- 1種:2500時間経過後も光沢率80%以上(シリコンやフッ素塗料に多い)
2. 防カビ・防藻性
湿気の多い環境や北側の外壁では、カビや藻が発生しやすくなります。これらは美観を損ねるだけでなく、外壁や屋根の劣化を促進する原因にも。
防カビ・防藻性を持つ塗料は、これらの発生を防ぎ、外壁の保護機能を維持します。特に湿度が高い地域や、日当たりが悪い場所には欠かせない機能です。
3. 防汚染性
「防汚染性」とは、汚れが付着しにくくなる性質を指します。特にナノテク塗料や光触媒塗料に多く見られますが、現在ではシリコン塗料やフッ素塗料にもこの機能が備わった製品があります。
製品によっては「低汚染性」や「耐汚染性」と表記されることもありますが、いずれも同じ性能を指します。
4. 透湿性
外壁内にこもった湿気を外に逃がし、外部からの水分を遮断するのが透湿性の役割です。
特に、湿気がこもりやすい軒天では透湿性を持つ塗料が重要です。これにより湿気による劣化やカビの発生を防ぎます。
5. 意匠性
意匠性は、塗料の見た目やデザイン性に関する性能です。お住まいの印象を大きく左右するため、美観にこだわりたい方にとって重要なポイント。
特に、外壁塗装ではカラーバリエーションや質感の選択肢が豊富な塗料が人気です。
最後に
塗料には、住まいの環境や劣化状態に合わせて選ぶべき多様な性能があります。ただし、どの機能が必要かを判断するのは難しいことも。
最適な塗料を選ぶには、信頼できるプロのアドバイスが欠かせません。お住まいの保護と美観を両立させるためにも、専門家と一緒に最適な塗料を選びましょう。
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