「外壁の塗装をそろそろやりたいんだけど、費用が結構かかりそうで…。安く済ませたいけど、工事の質は落としたくないんです。」
筑紫野市美しが丘南にお住まいのMさんから、こういう相談をもらったのは春先のことでした。家をぐるっと見て回ると、外壁は全体的に色が褪せていて、玄関のコーキングには細かいヒビ。触ると白い粉が指に付くチョーキングも出ていて、そろそろメンテナンスが必要な状態になっていました。
外壁塗装ってどうしても金額が大きくなるので、できれば少しでも負担を減らしたいって思いますよね。そんなときに知っておくと助かるのが、外壁リフォームに使える減税制度なんです。これを上手く活用できるかどうかで、同じ工事でも出費がかなり変わってきます。
減税を使えば負担が軽くなる
一通り外壁の状態をチェックして、撮った写真を見ながらMさんと話しました。
「外壁の塗装って、やっぱりそれなりに費用がかかるんですけど、減税制度を使えば税金が戻ってくる場合があるんですよ。」
「そうなんですか?全然知りませんでした。」
「そうですよね。意外と知られてないんですけど、住宅ローン減税とか住宅特定改修特別税額控除っていう制度があって、条件さえ満たせば税金が控除されます。知ってるかどうかで、負担がずいぶん違うんですよね。」
こういう制度、知らないまま工事をしてしまう方が本当に多くて、あとから「知ってればよかった…」って話になることもあります。塗装を考えるなら、まずこういう仕組みをチェックしておくのが安心です。
住宅ローン減税の条件
南側の壁に回ってみると、日差しの影響で塗膜の褪色が強く出ていました。そこで住宅ローン減税について詳しく説明しました。
「10年以上のローンを組んで、工事費が100万円を超えると住宅ローン減税が使えます。翌年から税金が戻ってくる仕組みになってるんです。」
「塗装だけで100万円って、いくものなんですか?」
「外壁全体とコーキングの打ち替え、それと必要な補修を合わせれば、十分その金額はいきますね。床面積が50㎡以上あって、ご自身が住んでる家なら問題ないです。中古住宅でも耐震基準を満たしてれば対象になりますよ。」
塗装だけじゃ対象外だと思ってる方も多いんですが、実際にはほとんどの戸建てが条件をクリアできます。現場でこうやってお伝えすると「思ったより使いやすいんですね」って驚かれることが多いです。
省エネ塗料でさらに控除が受けられる
北側の壁に行くと、湿気で黒ずみやコケが出ていました。こういう場所は、遮熱や断熱性能のある塗料を使うと効果的です。
「もう一つ、省エネ改修で控除が受けられる制度もあります。遮熱塗料や断熱塗料を使うと対象になるんです。」
「普通の塗料より高いんですよね?」
「ちょっとだけ上がりますけど、工事費が50万円以上で、所得が3000万円以下なら控除が受けられます。特にこの西日の強い面は遮熱塗料が効きますし、室内温度が下がってエアコン代の節約にもつながります。」
こういう塗料は初期費用はかかっても、長い目で見ると光熱費が下がるので、結果的にお得になることもあります。塗装を考えるときは、見た目や耐久性だけじゃなく、暮らしやすさまで考えて選ぶのが大事ですね。
書類や手続きもまとめて対応
減税と聞くと、ややこしい書類や面倒な手続きがあるイメージを持たれる方も多いです。玄関先で必要書類や流れをまとめた資料をお見せしながらお話しました。
「契約書とか工事完了証明書、耐震基準の確認書なんかが必要になるんですけど、これらは全部こちらで用意できます。過去にも同じ申請をしているので、流れはもう慣れてます。お客様には税務署に提出していただくだけで大丈夫です。」
「それなら安心ですね。」
こういうサポートがあるかどうかで、制度を使えるかどうかが決まることもあります。業者を選ぶときには、こういった部分も確認しておくといいですね。
減税を活用して納得の工事に
足場を組む位置や仕上げ色を決めながら、最後にもう一度お伝えしました。
「減税をうまく使えば、しっかりした工事を選びながら費用を抑えられます。知ってるかどうかで結果が大きく変わりますから、こういう制度は早めに調べておいたほうがいいですよ。」
「今日話が聞けてよかったです。ちゃんと考えてお願いしたいです。」
「いつでもご相談ください。減税を使った工事の事例もお見せできますから。」
外壁塗装はただ色を変えるだけじゃなく、こういう制度を上手に使って、無理なく安心できる工事にするのが一番です。
福岡市・太宰府市・筑紫野市・大野城市・小郡市で外壁塗装やリフォームを考えている方は、ハウジングコートに気軽にご相談ください。減税を活用したプランで、書類の準備から申請までしっかりサポートしています。