こんにちは、ハウジングコートです。
今日は太宰府市にある築25年のお宅での現場調査の様子をお届けします。お客様から「最近、外壁の一部が浮いてるように見えて心配なんです」とご相談を受け、お伺いしました。
「外壁が浮いてる?」現場で見つけた剥がれの兆候
お住まいを拝見した瞬間、確かにサイディングの一部が浮き、隙間ができているのが分かりました。
「やっぱりこれ、劣化してるんですね?」
「ええ、これはサイディングの“剥がれ”が始まっているサインです。このまま放置してしまうと、どんどん広がってしまう可能性があります。」
「えっ、それって塗装では直らないんですか?」
「剥がれが進行している場合、塗装では対応が難しいケースも多いんです。今日はその理由も含めて、しっかりご説明しますね。」
なぜサイディングは剥がれてしまうのか?
現場でよくあるこのご質問に、私たちはこうお答えしています。
「一番多いのは“経年劣化”によるものです。長年の紫外線や雨風でサイディングやコーキングが傷み、防水性が落ちると、内部に水分が入り込んでしまうんです。」
「たしかに、最近コケも増えてきていて…それも関係あるんですか?」
「はい、湿気がこもっている証拠ですね。壁に触って冷たく感じるようなら、中まで水が入り込んでいる可能性があります。」
この段階で剥がれを見つけることができたのは、むしろ早期発見と言えます。
新築でも起きる?“直貼り工法”の落とし穴
さらに話を伺う中で、「新築でも剥がれることがあるって聞いたんですけど…」とお客様。
「実はそれ、本当にあるんです。特に昔の住宅で採用されていた“直貼り工法”という施工方法だと、通気性が悪く、内部に湿気が溜まりやすいんです。」
「それって、うちにも当てはまるかもしれません…。」
「見分け方のひとつに、“水切り板金”の有無があります。外壁と基礎の間に板金があれば、通気工法である可能性が高いですが、100%ではないので、詳しく確認が必要です。」
通気性が確保されていないと、外壁が常に湿気を含んだ状態になり、結果的にサイディングが浮いたり、剥がれたりすることにつながります。
剥がれが見つかったときの対応策とは?
では、もしサイディングの剥がれを見つけたら、どうすればいいのでしょうか?
「これって、全部張り替えるしかないんですか?」
「いいえ、剥がれの程度や原因によって、対応方法はいくつかあります。今日は3つの選択肢をご紹介しますね。」
部分補修で済むケースもあります
「まず、劣化の範囲が小さければ、剥がれた部分だけを補修することが可能です。」
「費用も抑えられそうですね!」
「はい。ただし、補修だけでは耐久性が回復しない場合もあるので、しっかり現状を見極める必要があります。」
広範囲なら“カバー工法”が有効
「もし剥がれが広がっていたり、直貼り工法が原因だった場合は、既存の壁の上に新しい外壁材を重ねる“カバー工法”が有効です。」
「上から貼るってことですよね?重くならないんですか?」
「そのために、軽量な金属サイディングを使用します。見た目もすっきりしますし、断熱効果もアップしますよ。」
状況次第では“張り替え”が必要に
「ただし、水分が内部までしみ込んでいたり、構造自体に問題がある場合は、サイディングの全面張り替えをおすすめします。」
「それはやっぱり費用が高くなりますよね…。」
「確かに費用はかかりますが、建物全体の寿命を考えると、長期的に見ると安心です。」
小さな異変を見逃さず、早めの対処を
最後に、お客様へこのようにお伝えしました。
「サイディングの剥がれって、一見すると“ただの浮き”に見えるんですが、放っておくと被害が大きくなる可能性があるんです。」
「今日見てもらってよかったです。早めに気づけたことが何よりですね。」
早期発見・早期対応こそが、建物を守る最大のポイントです。
外壁の異変に気づいたら、すぐにご相談を
サイディングの剥がれは、一度発生すると塗装では対応しきれず、大がかりな工事へと発展することもあります。
「もしかしてこれ、剥がれてるかも?」と思ったら、まずは一度プロに見てもらうのがおすすめです。
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