外壁塗装業界では、毎年多くの手抜き工事や詐欺まがいの被害報告が寄せられています。日本には何十万もの塗装業者が存在し、あなたの地域にも多くの選択肢があります。その中から信頼できる業者を見つけるのは簡単なことではありません。悪徳業者に依頼してしまうと、被害に気付いた時には手遅れになっていることも少なくありません。
この記事では、悪徳業者の特徴や騙されないためのポイントを詳しく解説します。塗装工事を成功させるために、ぜひ参考にしてください。
なぜ悪徳業者が多いのか?
外壁塗装には定価が存在しないため、業者ごとに価格設定が異なります。この価格の不透明さを利用して、悪徳業者は高額な見積もりを提示しやすいのです。さらに、外壁塗装の適正価格や相場を知らないお客様が多いため、業者が価格を釣り上げやすい状況が生まれています。
また、悪徳業者の典型的な手口である手抜き工事は、塗装直後は見た目に問題がないため発見が遅れることが多いです。工事後数か月~数年でトラブルが発生し、業者に連絡しようにもすでに連絡がつかなくなっているケースもあります。
悪徳業者の特徴と見分け方
1. 契約を急がせる
「本日中に契約すれば特別価格で提供します」「今すぐ工事をしないと大変なことになります!」といった言葉で契約を急かすのは悪徳業者の典型的な手口です。
外壁塗装は10年~20年に一度の大きな工事です。一日や数日で契約を決めるのはリスクが高いため、焦らずにじっくり検討しましょう。また、基本的に外壁塗装に緊急性が求められるケースはほとんどありません。
2. オリジナル塗料を強く勧めてくる
「一般的な塗料よりも高性能」「メーカー品以上の耐久性」といった触れ込みで、自社開発のオリジナル塗料を勧めてくる業者には注意が必要です。塗料の開発には莫大なコストと技術が必要であり、小規模な塗装店が大手メーカーを超える性能の塗料を作れる可能性は極めて低いです。
特に「30年~40年耐久の塗料」と説明される場合は疑ってかかりましょう。現在、実際に30年以上の耐久性を誇る塗料は存在していません。
3. 大幅な値引きを提示する
見積もり提示時に高額な金額を提示し、「モニター価格」「キャンペーン適用」などの名目で半額以下の値引きを行う業者にも注意が必要です。大幅な値引きが可能な理由を考えると、どこかで材料費や人件費が削られている可能性が高いです。
適切な費用がかけられない工事は、塗料の質や作業工程の省略などにより、結果的に耐久性が著しく低下するリスクを伴います。
悪徳業者に騙されないためのポイント
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複数の業者に見積もりを依頼する
相見積もりを取ることで価格や工事内容を比較し、適正な価格感を掴むことができます。 -
営業トークだけで決めない
口頭での説明ではなく、具体的な工事内容や使用する塗料の詳細が記載された見積書を確認しましょう。 -
口コミや実績を確認する
事前にインターネットで業者の評判や施工事例を調べることも有効です。 -
契約を急がない
急かされる場合は一度断り、他の業者とも比較検討を行いましょう。
もし騙されてしまったら?
万が一、悪徳業者と契約してしまった場合でも、契約から8日以内であればクーリングオフ制度を利用して契約を解除できます。期限を過ぎてしまった場合でも、まずは国民生活センターに相談してみましょう。必要であれば弁護士に依頼するのも一つの方法です。
最後に
外壁塗装は大切なお住まいのメンテナンスです。安易に業者を選んだり、価格だけで判断したりせず、信頼できる業者を慎重に選ぶことが成功の鍵となります。悪徳業者の手口を知り、トラブルを未然に防ぐための知識を活用してください。
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