外壁や屋根の塗装を終えた後、綺麗になった外壁に対して塀の汚れや劣化が目立つようになったと感じたことはありませんか?外壁や屋根に目が行きがちですが、塀も住宅の外観を左右する大切な部分です。同時に塀の塗装も検討することで、トータルで美観を整えることができます。
ただし、塀の塗装は外壁や屋根とは異なる注意点があり、これを無視すると塗装後に不具合を起こしてしまうことも。ここでは、塀塗装の注意点や正しい塗装方法について詳しく解説します。
塀塗装の注意点
塀は地面に直接触れているため、土壌からの湿気を常に吸い上げています。そのため、雨上がりでも塀が湿ったままである光景を目にすることがあるでしょう。このような特性を持つ塀に塗装を施す際には、いくつかの注意が必要です。
塀に起きやすい症状
- 塗膜の膨れや剥がれ
塀のコンクリートやブロックは、湿気を逃がす性質を持っていますが、塗装によって塗膜で覆うと湿気の逃げ道がなくなり、塗膜が膨れたり剥がれたりすることがあります。
塀塗装が剥がれやすい理由
塀が吸い上げた水分は、塗膜が防ぐことで内部に溜まりやすくなります。その結果、湿気が塗膜を押し上げ、膨れや剥がれが発生します。塀は常に湿気の影響を受けやすいため、剥がれを起こしやすいことを理解しておきましょう。
塀の塗装方法とポイント
塀の特性を踏まえた塗装を行うことで、不具合を最小限に抑えることが可能です。
1. 適切な塗料を選ぶ
塀の塗装には、内部の湿気を逃がしつつ外部からの水分侵入を防ぐ透湿性の高い塗料が適しています。透湿性塗料は、塗膜を通して湿気を逃がすため、膨れや剥がれのリスクを低減できます。
- おすすめ塗料:透湿性のある水性塗料
水性塗料は油性塗料よりも通気性に優れており、塀に適した選択肢となります。
2. 避けるべき塗料
湿気を閉じ込めてしまう弾性塗料は、膨れや剥がれを引き起こすため、塀の塗装には不向きです。
3. 下地処理を徹底する
膨れや剥がれがある場合には、既存の塗膜を全面撤去する必要があります。部分的な補修では再び剥がれが発生する可能性が高いため、塗膜を取り除いた上で新たな塗装を施します。
塀塗装の耐用年数
塀は湿気を吸収しやすいため、どれだけ適切な塗料を使用しても、耐用年数は比較的短くなりがちです。一般的に5年前後を目安に定期的な点検とメンテナンスを行いましょう。
最後に
塀の塗装は外壁や屋根の塗装と同時に行うことで、住宅全体の美観を高めるだけでなく、塀自体の耐久性も向上します。ただし、塀の特性を理解した上で塗料を選び、適切な施工を行うことが重要です。
塀の塗装に関する不安や疑問があれば、信頼できる業者に相談し、最適な塗装方法を選んでみてください。
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