
先日、筑紫野市原田にお住まいのS様から「外壁塗装をするなら油性塗料の方が丈夫だと聞いたんですが、うちも油性にした方がいいんでしょうか」とご相談をいただきました。
油性の方が強そうというイメージは根強く、塗料選びで迷うきっかけにもなりやすいんですよね。
「知り合いが油性で塗ったらしくて、長持ちするならうちも同じ方が安心かなと思っていたんです。」
「油性には塗膜の強さや密着性に良さがあります。ただ、今は水性もかなり性能が上がっているので、油性にすれば間違いないというわけではないですよ。」
「昔からある油性の方が丈夫なのかなって、勝手に思い込んでいました。」
「そういうイメージはありますよね。まずは外壁の状態と今の塗膜を確認します。そこが分かれば、使える塗料も自然と絞れてきますよ。」
塗料は油性か水性かだけでなく、外壁材や既存塗膜との相性まで揃って初めて性能を発揮します。
「せっかく足場まで組んで塗るので、数年で傷むようなのは避けたいです。多少費用が変わっても、長く持ってくれる方が安心です。」
「それなら耐久年数だけじゃなく、下塗りとの組み合わせまで見ます。高い塗料を選べば長持ちするという単純な話でもないので、その辺りもちゃんと説明しますよ。」
「値段だけ高くして安心した気になるのも嫌ですもんね。」
「そこなんです。必要な性能にはきちんと費用をかけて、必要以上のものは勧めない。その方が塗装としても納得しやすいですよ。」
油性塗料の臭いや特徴は工事中の暮らしにも関係します
「油性って臭いが結構すると聞いたことがあります。昼間も家にいるので、そこは少し気になっていて。」
「水性より臭いは出やすいですね。溶剤を使うので、塗っている期間は窓を閉めていても感じることがあります。」
「主人は昼間いないんですけど、私は家にいることが多いんです。毎日のことなら結構気になりそうですね。」
「それなら塗料を決める前に知っておいてもらいたいですね。性能が良くても、工事中ずっと臭いがつらかったとなるのは避けたいですから。」
耐久性に目が向きやすい塗料選びですが、工事期間中の過ごしやすさも無視できない部分です。
「水性だと臭いは抑えやすそうですけど、今度は耐久性が落ちるのかなって思ってしまいます。」
「今は水性でも高耐久の塗料がありますよ。それに外壁は水性、雨樋や鉄部には油性という使い分けも普通にします。」
「全部油性か、全部水性かのどちらかだと思っていました。」
「家には外壁だけじゃなく、鉄や樹脂の部分もありますからね。素材が違えば塗料も変える。その方が無理なく密着させられます。」
一軒の住宅でも、塗る場所によって必要な性能が違うため、すべてを同じ塗料に統一する必要はありません。
「最初は油性にしてくださいってお願いするつもりだったんですけど、そこまで決めてしまわなくても良さそうですね。」
「こちらで状態を確認して、候補を出しますよ。油性が合うならそう言いますし、水性で十分ならその理由もお伝えします。」
油性塗料の性能を生かすには下地処理まで確認します
「塗料以外だと、どこを見ておけばいいですか?」
「僕なら下地処理を見てほしいですね。高圧洗浄をして、ひび割れや傷んだ部分を補修して、外壁に合った下塗りを入れる。ここができてから上塗りの性能が生きます。」
「見積書は塗料の商品名ばかり見ていました。そこが一番大事だと思っていたので。」
「商品名も大事ですよ。ただ、下塗りは何を使うのか、補修はどこまで入っているのか、何回塗るのか。そこまで一緒に見た方が施工内容が分かります。」
塗装が終われば隠れてしまう下地処理ですが、仕上がりや耐久性を支えているのはこうした工程です。
「せっかく塗るなら、見えなくなるところもちゃんとしてもらいたいです。あとから剥がれてやり直しになる方が困ります。」
「そこは僕らも同じです。油性でも水性でも、下地が悪いまま塗れば剥がれや膨れにつながります。高い塗料を使う前に、まず塗れる状態を作るのが先ですよ。」
「油性なら強いから何とかしてくれる、みたいなものではないんですね。」
「塗料は傷んだ外壁を元通りにする材料ではないですからね。必要な補修をして、その上を塗膜で守る。この順番は変えられません。」
どれだけ性能の高い塗料を選んでも、下地処理を省けば本来期待できる耐久性は得にくくなります。
「それなら、塗料の名前だけじゃなくて工事の中身も聞いてから決めたいです。」
「そこまで全部お話ししますよ。何を使うかだけじゃなく、なぜ使うのかまで分かる見積もりにします。」
外壁の油性塗料は性能だけでなく住宅との相性が重要です
油性塗料は塗膜の強さや密着性に優れ、外壁や鉄部などで使われています。一方で溶剤特有の臭いが出やすいため、工事中にご家族が自宅で過ごす時間が長い場合には、生活への影響も確認しておきたい部分です。
現在は水性塗料の性能も向上しており、油性だから必ず水性より長持ちするとは限りません。外壁には水性、鉄部や雨樋などには油性というように、素材に合わせて使い分けることもあります。大切なのは油性と水性の優劣ではなく、外壁材や既存塗膜との相性です。
また、塗装の耐久性は塗料だけでは決まりません。高圧洗浄で汚れを落とし、ひび割れなどを補修して、適切な下塗りを施工することで上塗り塗料の性能を発揮しやすくなります。見積もりを見る際には、塗料の商品名や耐久年数と一緒に、下地処理や下塗りの内容まで確認しておきましょう。
筑紫野市原田をはじめ、筑紫野市・太宰府市・小郡市・大野城市・福岡市東区・福岡市早良区で外壁塗装を検討されている方は、「油性の方が強そう」というイメージだけで決める必要はありません。外壁の状態や生活環境を確認し、その家に油性と水性のどちらが合うのか、理由まで説明してもらうことが納得できる塗料選びにつながります。











