先日は見積提出を一件行いましたが、その際ににカラーシミュレーションを使って色の雰囲気を見たいとのことでしたのでお客様がイメージされている色を何パターンかシミュレーションしていきました。
こちらのお客様は現場調査に行ったヒアリングで今の劣化症状で気になるところが何点かあることと余裕を持って工事を行いたいとのことで春、もしくは秋を希望されていることをお伺いしました。
さらに一番気にされているポイントが色合いだと言われていましたので提出時にはショールームへ来店していただき、工事の内容や施工方法など模型や資料を使ってご説明していきました。
カラーシミュレーションではお客様がイメージの候補を持って来られていましたのでその色を実際にシミュレーションをしてみると、思っていた色とは少し異なっていたためさらにほかのパターンでシミュレーションを行っていきましたが、どうしても色のイメージが違うと様々なパターンを試すことになりました。
何度もシミュレーションを繰り返すうちに感性が変わってしまい、始めに思っていたイメージとは違った方向へ進んでしまい色の感覚が分からなくなってしまっていたため、数パターンのカラーシミュレーションをプリントアウトして一度頭をフラットにした状態で再度色を決めていくという形になりました。
外壁の色は使っている壁の材質やお住いの形、凹凸によって見え方が変わるため、シミュレーション通りの仕上がりにならないケースは多くあります。
また、色自体はイメージ通りに再現が出来てもツヤや時間帯により見え方に差が生じます。
例えば昼間に見る場合は日差しが当たり外壁が少し明るく見えますが、夕方になって暗くなると光が当たらず、色が暗く見えたり濃く見えるようになります。
一日を通しても見え方が変わってくるため色決めの際に絶対この色と決めてしまうと通常起こり得る見え方の変化に対して選んだ色や思っていた色と違うと言ったことが起こりやすくなります。
そのため大まかな雰囲気で色を選ばれた方がイメージとのズレも小さくなりやすいです。
それぞれお住まいの形もあるため色分けやデザイン塗装を考えられている方でも、他のお住まいでは違和感のないデザインでも自宅になるとどこで色分けをすればいいのか分からなくなる方もいます。
もし色分けを考えられている方で塗り分ける場所に悩まれている場合はどのような分け方があるのかを一度担当の方に聞いてみるといいでしょう。
実際に色を塗り替えると少なくとも十数年は塗り替えることがほとんどないと思いますので色には慎重になると思いますが、何度もお伝えしているように攻めた色を選んだことで後悔をされるともったいないですので、しっかりとご家族で相談し合いより後悔しないよういい意味で悩むことが大切です。
しかし悩み過ぎずざっくりとしたイメージを持つことも大切ですので細かく悩まない様に決めていきましょう。
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