外壁塗装に使用される塗料にはグレードがあり、アクリルもその一種です。
いくつかあるグレードの中で最も安価でかつて外壁塗装に使用されていた塗料の主流はアクリルです。
しかし現在ではシリコンやフッ素が主流となり、アクリルで塗り替えることはなくなりました。
価格が安いにも関わらずアクリルが使用されなくなった理由の一つとして塗料の耐久性が低いため塗り替えの頻度が高くなり、コストパフォーマンスが悪いことが挙げられます。
シリコンやフッ素の塗り替えサイクルが10~15年であることに対しアクリルの塗り替えサイクルは4~8年とシリコンやフッ素で塗装したお住まいが次回の塗り替えを迎えるまでにアクリルで塗装したお住まいには2度の塗装が必要になってしまいます。
塗装工事の度に足場を組んで職人が動くためその分コストがかかりますし、結果的にトータルコストの面では費用を抑えられていないと言うことに繋がります。
ですので費用を抑える目的でアクリル塗料を考えているのであればあまりおすすめはできません。
アクリル塗料でも問題のないケースとしては今後家を解体したり手放す予定があるもののその前に一時的に状態を回復させておきたい場合です。
費用をかけて10年以上の耐久性がある塗装をする必要はありませんし、できるだけコストを抑えるためにも適しています。
基本的に外壁塗装はシリコン以上のグレードを想定しておくといいでしょう。